自立型組織への移行(自発性を生む人材育成)
経営者の課題(相談内容)
「経営者が現場を離れられない」
「組織成長路線にのせられない」
この経営課題について
経営者からの相談:「現場を離れることができないのです。これでは、いつまで経っても会社を大きくすることができません」というものでした。創業社長によく見られるケースです。
背景
この会社では、経営者本人が組織を引っ張ってきたため、リーダーはじめスタッフには、『依存心』が存在していたのです。そのため、権限移譲をしようとしても、それを受け取ってくれない、という背景が横たわっていました。そこから、経営者が現場を離れることができ、自立型組織へと脱却することが求められていたのです。
解決への糸口(コンサルティング内容)
最優先は、経営者の方が現場から離れてもらうこと。そのための大義名分が必要でした。そこは、外交的な任務をつくり社内に公開したのです。そのため、経営者が社内に不在にする日数が徐々に増えていくようにしていったのです。
リーダー達は、 常にいた経営者が不在がちになると不安を隠しきれませんでした。相談する相手がいなくなった状況を意図的につくりだしたのです。そこを越えていくと、徐々に自分たちで判断するようになったのです。権限移譲を空間的につくりだしていった結果です。
結果
- 権限移譲が具体的な形となって可能になった
- 経営者が現場を離れ次のステージへ向かう経営戦略に時間を割くことができるようになった
- 組織が自立型になったので経営者は戦略に集中することができた