空回りしている自分に苛立ちを感じる
「・・・をしてください、って前回言ったじゃないですか」と声をあげている社長。黙りこむスタッフの方々。こんな光景が繰り返されていませんか。どうして、社内が動いてくれないのだろう、と思い悩んでいる経営者、リーダーの方に出会うことがあります。【空回りしている】自分に苛立ちを感じている、と率直に話されていました。
詳細解説
このような会社に見られる特徴
このような状況をつくりだしている会社には特徴があります。
【上から下への一方通行】なのです。たとえば、「・・・と決めましたから、必ず実行してください」とか、「どうして、やらないのですか?」という口グセのリーダーが存在しているからです。これでは、動きたくても動けないスタッフの方がいて当然です。
人は、自分自身で決断して動きたいと思っている
人は、他人から命令されて動きたくなることはありません。
自分自身で決断して動きたいと思っているのです。一方的に、命令、指示、問い詰めることばかりしているリーダーのもとでは、自発的に動く人はいないものです。
リーダーの発する言葉を変える
そんな場合、リーダーの発する言葉を変えてもらいます。
アプローチの方法を変えてしまうのです。【命令】ではなく【共感】、【問い詰め】ではなく【確認】なのです。具体的には、「当社は・・・しなければならない」ではなく「この状況をどう思いますか?」と聞くことであり、「どうして実行しないのか」ではなく「どこまでできそうですか」と確認することなのです。
目線の位置を相手の高さに合わせるのです。必要とあれば、目線の高さを下げていくことなのです。それが、共感をベースに信頼関係を築き、一歩を踏み出せることになるのです。大きな岩も動き出せば後は小さな力でも動いていきます。しかし、最初の一歩には多大な力が必要だと、自覚してください。
多大な力とは、押し切ったり、威圧する力ではありません。時には、粘り強く、根気強く、何度も繰り返すこと。決して、短気にならず怒らないことなのです。こうした力がリーダー力のひとつ。組織を動かす資質なのです。空回りしていると感じるリーダーの方には、別の面からアプローチする方法を覚えていただきたい。
具体的に、自社の状況において対処法がわかりにくい場合には問い合せページから質問を投げかけてください。
コンサルティング・取り組み例
- 経営者と対面し時間をかけてコーチング
- リーダーとの個人面談を実施
- 人を育てる手法を確立しリーダーへ教育